北海道でのいじめ・暴力・ひきこもり治療について考える。体験発表や講演、研究報告、発表会情報
北海道いじめ・暴力・ひきこもり治療研究会
 
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講演3
家庭内暴力・自傷行為・放火・虐待の予防・早期発見とその対応・治療
札幌太田病院理事長・名誉院長
太田 耕平

はじめに
 近年、自殺者や家族間の殺人事件がマスコミをにぎわし、精神科診療所には、いじめられ ⇒ 不登校 ⇒ 家庭内暴力、うつ ⇒ リストカット、⇒ 引きこもり、摂食障害 ⇒、リストカット、⇒ 睡眠剤乱用、⇒ ギャンブル依存・・などの若い症例が増加している。
 その背景には、父母の不和、親からの虐待、離婚、いじめられ、不登校、病態、多方面にわたる原因、結果が複雑に重層し、多軸診断、多方面にわたる予防・早期発見・治療が医療現場で求められる。医療のみの効果は限られており、当然のことながらさらに家庭・学校・地域・職場・行政の今日的課題である。
 最近は、すぐキレる、という抑制欠除からくる暴発事件が報道される。臨界点0度の水がわずか1度低下すると、氷となり姿・性質をすっかりかえてしまう。同じく、こころにも、臨界点があり、不安や悩み、孤独感で冷え切った心はわずかの失敗・喪失で絶望・暴走などに豹変しうるのである。ゆえに、常に心を36.5度に保っておくべきであり、そのためには、些細な事への感謝の喜び、奉仕させていたく喜びが日常生活ないで自覚できることが大切であり、家庭・学校教育が重要であろう。
いじめられの早期発見には
…子の出すサインは?
 1. 学校に行きたがらない。遅刻、早退が増える。
 2. けが、あざ、鼻血、服の汚れなどが見られる。
 3. 表情が暗くなり、おどおどする。
 4. 友人が変わる、いなくなる。
 5. 感情不安定になり、落ちこんだり、あばれたりする。
 6. 頭痛、腹痛等で保健室に行きたがる。
 7. 職員室や教師に接近してくる。
 8. 成績が低下してくる。
 9. 無口になり、学校や友人のことを話さなくなる。
これが認められるときには、親は十分の時間をさいて子と語り合い、気持ちを受容し、実態を早期把握しなければならない。子は救いを求めてサインを出している。見落とさぬように注意が大切である。
いじめられている時
…親がなすべきこと
 1. つらい気持ちをよく聞き受容してあげる。実態を詳しく把握する。
 2. 誰でもいじめられうることを教える。
 3. 父、母とゆっくり話し合える時間をつくる。
   親は具体的に力になってあげる必要あり。
 4. 担任教師と密に連携する。学校に何回も行こう。
   グループ造り、仲間造り、クラスの雰囲気の改善を
   教師に強く要求する。
 5. いじめっ子の親と会い対策をねる。
   父親が対応すること。
 6. スポーツ、特に相撲などで子の体力と気力の増進をはかる。
 7. 子への教育…いじめられた相手をニラミ、大声でけん制したり、
   明確に意志表示する。強い態度でのぞむ。
 8. 転校は最終方法であるが、自我の未熟な子の場合、
   直接解決には結びつかぬことあり。
 9. 不登校が続く場合には専門家に相談する。
 10. 昼休みなど教師の目の届かない時間帯には
   父母がトイレ、廊下、教室を巡回する。
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