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北海道いじめ・暴力・ひきこもり治療研究会
 
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講演1
生体リズムと脳の働き
〜引きこもりと概日リズム障害の治療〜
札幌医科大学名誉教授
青 木  藩

 生体リズムとはバイオリズムともいわれ、人間が健康な日常生活を営むための基本的な生体現象である。生体リズムの中で最も重要なのは概日(サーカディアン)リズムである。ほぼ1日(概日)周期を持つリズムで、睡眠・覚醒、自律神経機能、体温、種々の代謝、内分泌など、すべての生体活動はこの概日リズムに従って変動する。
 概日リズムのメカニズムは、最近の研究により、脳内(眼球の奥の視床下部の視交叉上核)に存在するリズム発生機構(体内時計)が、外界の光などの同調因子の働きで、1日24時間の周期に制御されている。
 この概日リズムが乱れると、概日リズム睡眠障害となり、意欲、集中力、持久力、記銘力、判断力、認知力などさまざまな精神活動性が低下する。さらには引きこもり、不登校、暴力といった行動異常にむすびつく可能性がある。
 概日リズム睡眠障害の治療法の一つに光療法がある。朝起床時(5〜7時)に光照射装置を用い高照度光(2500ルクス以上)を照射すると、光刺激により視床下部の体内時計がリセットされ、次の概日周期が短縮して、その日の入眠のタイミングが早まる。子どもの引きこもりで昼夜逆転で生活のリズムが乱れている場合、この光療法が概日リズム睡眠障害を改善する上で有効と考えられる。
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